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【動物看護師監修】わんちゃんに多い病気3選!原因や予防法を知ろう

◎動物看護師監修◎

大切な家族であるわんちゃんと長く一緒に過ごすためにも、病気の早期発見がとても重要になります。ですが、すべての病気の予防法を網羅することはなかなか難しいです…。

ということで今回は、わんちゃんに多い病気を3つ厳選いたしました。原因や予防法についてもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。


ワースト1位は皮膚炎

動物病院でもっとも受診数が多いのが皮膚炎です。皮膚炎というのは、皮膚に関わる感染症やアレルギー性で発症する数多くの皮膚病の総称です。わんちゃんの皮膚は、人間の約1/3~1/6程度の厚さしかなくとても敏感なため、毎年多くのわんちゃんが皮膚炎で悩まされているようです


  • 病気の症状・サイン

皮膚炎はさまざまな病気の総称のため、病気の症状もさまざまです。その中でもよく見られるのが、膿皮症(のうひしょう)という感染性皮膚疾患です。膿皮症はニキビのようなデキモノや赤みのある発疹かさぶたなどの症状が見られます。場所は背中や脇、股、おしり、肛門周囲、首元などに多く発生します。

また、アトピー性皮膚炎というアレルギー性皮膚疾患で悩むわんちゃんも多いです。アトピー性皮膚炎は、赤みのある発疹と強いかゆみが特徴です。場所は目の周りや口の周り、耳、四肢、足裏などに多く発生します。


  • 原因

皮膚炎の原因は菌への感染ストレス皮膚への刺激乾燥などが主です。先ほど述べた膿皮症は、皮膚のバリア機能が低下してしまったために、常在菌である黄色ブドウ球菌が増殖したことにより発生します。私が一緒に暮らしているわんちゃんも、股の辺りに膿皮症が出来てしまったことがあります…。早めに対処すればすぐ治る病気ではありますが、注意が必要です。

アトピー性皮膚炎はハウスダストダニ花粉などのアレルゲンが原因で発生します。


  • 予防法

わんちゃんにとってとても身近な皮膚炎。中には、複数の皮膚炎を同時に発症しているわんちゃんもいるくらいには、発症度が高いです。あなたの愛するわんちゃんが皮膚炎にならないためにも、内側と外側からのトータルケアが大切です!

・内側からのケア:栄養バランスの整ったごはんや十分な休息適切な生活環境の提供など
・外側からのケア:定期的なシャンプーで清潔に保つ
シャンプー後の保湿ブラッシングによる血行促進など

●あわせて読みたい記事
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ワースト2位は外耳炎

わんちゃんの病気で2番目に多いのは外耳炎です。

耳は外側から外耳、中耳、内耳となっており、外耳は耳の入り口から鼓膜までの間をさします。放置すると鼓膜やその先の中耳、内耳にまで影響する場合があるため早期発見が大切な病気のひとつです


  • 病気の症状・サイン

外耳炎とは外耳に炎症がおこった状態です。症状としてはかゆみ痛み耳垢が増える、悪臭などがあげられます。

足で耳の後ろをかいたり、首を振ったりといった動作が見られた場合は、外耳炎を疑いましょう。痛みが生じた場合は、耳に触られることを嫌がり、攻撃性が高くなるわんちゃんも多いんだとか…

外耳炎は、耳垢が増えたり、耳の悪臭がするようになって発覚するケースが多いようです。悪化した場合、音への反応の低下や首を傾げた状態になる斜頸 (しゃけい)、目が左右に触れ続ける眼振 (がんしん)などを発症する可能性もあるため、早期発見がとても重要です。


  • 原因

外耳炎の原因としては、異物の混入アレルギー寄生虫細菌・真菌などがあります。アトピー性皮膚炎、食物アレルギーと併発して発症するケースが多いので特に注意が必要となります。

多くが体質による発症ですので、わんちゃんの体質を事前に知ることも大切です。

  • 予防法

外耳炎の予防法としては、外耳を清潔に保つことが1番です。定期的に耳洗浄を行うなど、適切なケアを行ってあげてください。ケアの仕方が原因で病気を発症してしまう場合もありますので、もし方法や頻度が分からない方は獣医師さんに相談するといいでしょう。

垂れ耳や耳毛の多さ、耳道の狭さなど、耳の構造的に外耳炎になりやすいわんちゃんもいます。あなたのわんちゃんに以上のような特徴があるようでしたら、こまめなチェックや耳毛カットなどをして予防してあげましょう。


ワースト3位は胃腸炎

わんちゃんの病気で3番目に多いのは胃腸炎です。

胃腸炎には急性と慢性とありますが、1週間以内で治る胃腸炎を急性胃腸炎1週間以上続く胃腸炎を慢性胃腸炎と呼びます。

急性胃腸炎を放置すると慢性化してしまうケースもありますので、普段からわんちゃんの観察をきちんと行うようにしましょう。

  • 病気のサイン

急性胃腸炎の場合、よだれ嘔吐(黄色い胃液や血のまざった胃液)、下痢などの症状があらわれます。

慢性胃腸炎の場合は、急性の症状のほかに、食欲不振体重減少元気がなくなるなどの症状がでてきます。


  • 原因

胃腸炎の原因としては、誤飲誤食フード内容(腐ったフード・慣れないフード・脂肪分の多いフード)、細菌・ウイルスの感染寄生虫環境(寒さ)、ストレスなどが挙げられます。

1番多いのは、誤飲誤食による急性胃腸炎です。日ごろから口に入るものに気を付けるのはもちろんですが、道端の中毒性のある草花や、化学薬品などに注意が必要です。

  • 予防法

胃腸炎はとにかく口に入れるものの注意が大切ですので、普段のごはんは、わんちゃんの身体に合った質のいいフードを選ぶことが大切です。

慣れ親しみのないフードに突然変えたことで、消化不良を起こすわんちゃんも多いです。フードを変えたい場合は、フード移行期間を設けて徐々に与えてあげましょう

細菌・ウイルス、寄生虫に関しては、ワクチンでの予防や虫下しなどが有効です。



わんちゃんとの生活には危険がたくさん潜んでいます。わんちゃんの健康のためにも、病気になりにくい身体づくりを心がけ、普段からトータルケアを行ってあげましょう◎

また、どの病気も早期発見できればすぐに治る可能性が高いです。そのため、普段から健康状態をよく観察するようにしましょう。少しでも異変があるようでしたら、すぐ獣医師さんに相談しましょう。

●ライター:ひなた6
動物看護師の資格を所有
●編集:うしすけチーム