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梅雨時期は要注意!低気圧や湿気による愛犬の不調トラブルとケア方法

◎動物看護師執筆◎

雨続きでうんざりしてしまう梅雨時期。お外で走り回りたいわんちゃんも心なしかションボリしているでしょうか?

実は、天気が崩れやすい時期はわんちゃんの不調も多くなります。わんちゃん達は、気圧や湿度などの気候変動を敏感に感じ取りうまく適応していきます。ところが、中にはうまく適応できず様々な不調が出てしまうのです…。健康に暮らすために、パピーやシニアのわんちゃんは特に手厚いケアが必要です。

こちらの記事では、梅雨などの天気が崩れがちな時期に起こる体調不良や、そのケア方法についてご紹介いたします◎


気圧の変動で起こる体調不良とは?

基本的に雨天時は気圧が下がり、晴天になると気圧は上昇します。目に見えない気圧ですが、大きく変動するときはわんちゃんの負担になることがあるので注意が必要です。


  • 気圧が下がったときは特に注意!

人間でも、気圧の変動で頭痛やだるさなど体調不良を感じる方が多いかと思いますが、実はわんちゃん達も同様です。特に気圧が大きく下がる時は要注意!低気圧の時は、血管が膨張し血行が悪くなってしまいます。すると、それに合わせて筋肉も収縮するため身体の働きも低下し、食欲不振や嘔吐、下痢、ずっと寝ている…などの症状が見られます。

また、気圧変動時に体のバランスを整えようと活躍するのが自律神経ですが、気圧のアップダウンが大きければ大きいほどこの神経機能を酷使してしまいます。結果として身体が必要以上に神経過敏の状態になり、腰痛や頸部痛など神経痛を感じやすくなってしまいます。


  • 低気圧時の対策

血流悪化や神経過敏は特にシニアのわんちゃんには大きな負担となります。とはいえ気圧の変動は止める事ができません。てんかんや腎不全など持病があるわんちゃんはいつも以上にこまめに体調を見てあげましょう。

血流悪化時に水分が不足すると体調をより悪化させてしまいます。お水を飲みたがらない時はウェットフードゆで野菜などで水分摂取量を増やしてあげると◎神経過敏時は、もし普段遊んでいる時間帯に眠っていても無理に起こすことはせず、わんちゃんのペースで生活させてあげてください。

腰痛や頸部通で悩むシニアのわんちゃんは、自宅内の大きな段差や滑りやすい床にはクッションやマットを敷いてあげると、移動がしやすくなり腰や首にかかる負担も軽減できますよ◎


湿度が原因で起こる皮膚トラブル

雨上がりは特にジメジメ、ムシムシしますよね。毛皮に覆われたわんちゃん達はこの湿度で皮膚トラブルを起こしてしまう事があります。皮膚がデリケートなわんちゃんは特に注意深くチェックしてあげましょう。


  • 梅雨などに多く見られる様々な皮膚トラブル

湿度が高い時期にチェックしておきたいのは耳の中と足先です。もちろん全身の皮膚も重要ですが、この2つの場所は閉塞的で特に蒸れやすく飼い主さんが異変に気づきにくい場所でもあります。やたらと頭を振る、こすりつけるような仕草、足先を過度に舐めている…こういった症状が見られるときは要注意!外耳炎皮膚炎になっている可能性があります。

また、先ほども述べたように、気圧が下がると血流が悪くなり全身の免疫機能も落ちてきます。普段から皮膚トラブルを起こしやすいわんちゃんは、皮膚のバリア機能が低下しいつも以上に炎症が出やすくなる時期でもあります。


  • こまめなケアを心がけよう

梅雨時期は自宅でのケアも欠かさずに行いましょう。お耳掃除は月に1~2回を目安に行います。綿棒をそのまま使用すると耳内を傷つけてしまうことがありますので、コットンを巻き付け専用のクリーナーを用いてお掃除します。垂れ耳のわんちゃんは特に外耳炎になりやすいです。あまりにも汚れがひどい時は動物病院で治療を受けてくださいね。

足先のケアはお散歩後がポイント!雨の中や雨上がりの道をお散歩した後はしっかりと指の間まで拭き、ドライヤーで乾燥させてあげると理想的です。このとき、弱めの熱風で距離をしっかり離しながら乾かしてあげましょう

梅雨時期から夏は皮膚トラブルが起きやすくわんちゃんも蒸し暑さを感じる時期でもあります。飼い主さんのチェックのしやすさやわんちゃんの過ごしやすさを考えて、思い切ってサマーカットにするのもいいですね◎



いかがでしたでしょうか?

この他にも気温がグッと下がったときは体を冷やさないようブランケットやバスタオルで防寒対策を整えてあげてくださいね。

湿度が高い時期は食事の管理にも気を配りましょう。腐敗やカビ防止のため、置きエサは避け、短い期間で使いきれるサイズのフードを購入すると安心です。ウェットタイプのフードは必ず冷蔵庫で保管してください。

天気が不安定だとなかなかお散歩に行けず、飼い主さんもわんちゃんも鬱々としてしまうかもしれませんが、うまくお付き合いして乗り切りましょう◎

●ライター:吉田つぐみ
動物看護師の資格を保有
●編集:うしすけチーム